岩手県盛岡市のアートギャラリー「HERALBONY GALLERY」で伊賀敢男留展が開催中。偶然の重なりを楽しむようにパステルのテクスチャを変化させて描いた原画を紹介しています。5月8日まで。
伊賀敢男留(いが・かおる)さんは1988年に東京都で生まれ、現在も都内在住。治療教育の造形教室、一般の絵画サークルを経て、2013年からフリースクール内の美術教室で制作。2015年のアールブリュット立川展への出展を機に作品の発表を続けています。
色と形、質感で構成された抽象画は時に荒々しく、時に穏やかな印象で、素朴な世界の在り方を思わせます。チェロに親しむアーティストの作品群は、まるで一つの楽曲のよう。主催者は「伊賀敢男留の奏でるアンサンブルを聞き逃さないようにご覧ください」と呼び掛けています。