盛岡の裂き織り、大槌刺し子、細部にこだわり アパレルブランド「黒澤衣裳」

モデルは左から映画監督の是枝裕和さん、俳優の三船史郎さん

 現役の映画・ドラマ衣裳デザイナーによる新ブランド「黒澤衣裳」の展示会が、5月に東京・渋谷で開かれます。盛岡の裂き織りや大槌刺し子など、生地選びから糸の1本に至るまでこだわったメイドインジャパン商品が並びます。

 ブランドを立ち上げたのは長男・加藤隆之さん、次男・黒澤秀之さん、三男・黒澤爽さんの3兄弟。衣裳デザイナーである母・黒澤和子さんの「いつか、自由にデザインできる自分のブランドを作りたい」という言葉を実現させました。デザイナーの秀之さん、爽さんは、放送中のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の衣裳も兄弟で手掛けています。

 キャッチコピーは、「映画」を着る「伝統」を着る「黒澤」を着る。世界的なデニムの産地・倉敷児島や、京都の染め物工場など各地を巡り、熟練の職人と商品を作り上げています。

 ジーンズに縫い付けた裂き織り生地は、和子さんの父で映画監督の黒澤明さんが生前着ていた洋服を使用。擦れたり穴が開いたりして着用できなくなった物を細かく裂き、生地に仕立てて革パッチの代わりに。「黒澤」を着るというブランドコピーを体現しています。

 刺繍の「暴れ熨斗」は、和子さんが七五三の際にまとった着物の柄で、「人と人とのつながり」という意味もある縁起の良いデザイン。ラッキーチャームとして、黒澤衣裳のすべての商品に施されています。

 展示会一般開放は5月3日午前10時40分~午後6時20分。会場内には黒澤明作品で実際に使用されたアイテムも展示されます。入場無料で、ノベルティー「黒澤衣裳オリジナル一筆箋」は無くなり次第終了となります。会場の住所は東京都渋谷区神宮前5丁目11-13で、1階にCHOP COFFEEがある建物の2階です。

左から黒澤爽さん、黒澤秀之さん、加藤隆之さん

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!