八幡平市はクラウドファンディング型の「YAMAPふるさと納税」を活用し、登山環境維持への支援を呼び掛けています。「八幡平ドラゴンアイ」や「三ツ石山の紅葉」など人気スポットを含めた約50㎞の道のりを守るための目標金額は100万円。11月6日まで募集しています。
YAMAPふるさと納税は2023年11月に提供スタート。滋賀県米原市が伊吹山の植生復元、岐阜県川辺町が里山に新ルート整備などで寄付を募り、これまでに累計3000万円を突破。納税総合サイト「ふるさとチョイス」を運営するトラストバンク(本社東京都)は「環境分野への関心の高さから寄付金を山の保全のために使おうとする動きが加速」していると指摘します。
現在募集しているのは八幡平市、長野県松本市、鹿児島県いちき串木野市の3自治体。このうち八幡平市のプロジェクトは、岩手山・八幡平・安比高原の50㎞トレイルを快適に楽しんでもらうために整備するもの。寄付金は刈払いや木道修繕、避難小屋管理などに活用されます。
返礼品がないので市民も寄付でき、通常のふるさと納税のように控除、還付を受けることができます。