
岩手県出身メジャーリーガーの菊池雄星選手、大谷翔平選手、佐々木朗希選手のマンホールカバーが、6月16日にそれぞれの地元に設置されます。一人ひとりのキャリアや個性がデザインされ、ARコンテンツも搭載。スマートフォンでスキャンすることでショートムービーを楽しめます。
メジャーリーグベースボール(MLB)が、日本人12選手の活躍をたたえて企画。日本独自の文化であるデザインマンホールを通じ、各選手が地元から世界の舞台へ立つまでの「ヒーローズ・ジャーニー」をたどります。
なじょったニュース記者が見たところ、盛岡市に設置されるのは、岩手県のシンボルであるナンブアカマツやキリを背負った菊池選手が本から登場したような読書家らしい作品。奥州市にはドジャースのユニフォームをまとい投打の二刀流で活躍する大谷選手が、花巻東高校時代に掲げた数々の目標を突破してきたような姿が。陸前高田市では佐々木選手の足元に東日本大震災の被害から再生された松原が広がり、一本足の投球フォームが「奇跡の一本松」を彷彿とさせます。
12種類は全て異なるアーティストが担当。このうち同郷の菊池選手のデザインを手掛けたイラストレーター森優さん(盛岡市出身)は「菊池雄星選手の内に静かに燃える闘志を表しました」とコメント。大谷選手を描いた小鈴キリカさん(茨城県出身)は「王道かつ力強い印象を目指し、日本の漫画の技法を取り入れて制作しました」、佐々木選手を表現したトミイマサコさん(埼玉県出身)は「ARアニメーションも楽しく仕上がっており、合わせて観ていただけたらうれしいです」と話しています。
岩手県内で3選手のデザインが設置されるのを皮切りに、17日以降にダルビッシュ有選手(大阪府羽曳野市)、松井裕樹選手(川崎市)、今永昇太選手(北九州市)、ラーズ・ヌートバー選手(埼玉県東松山市)、鈴木誠也選手(東京都荒川区)、山本由伸選手(岡山県備前市)、吉田正尚選手(福井市)、千賀晃大選手(愛知県蒲郡市)、菅野智之選手(相模原市)のマンホールカバーが設置されます。
詳しい設置場所はMLB日本公式Instagram(@mlbjapan)で順次発信。オリジナルマンホールのメイキング動画も公開しています。