
世界文化社の「100年読み継がれる名作」シリーズ最新刊は、宮沢賢治童話集第4弾。代表作「グスコーブドリの伝記」など7話と、詩集「春と修羅」から2編を紹介しています。
第1弾「注文の多い料理店・セロひきのゴーシュなど」、第2弾「猫の事務所・銀河鉄道の夜など」、第3弾「雨ニモマケズ・風の又三郎など」に続き、イラストレーター・グラフィックデザイナーの日下明さんが挿画を担当。
今作は、古里岩手の伝統舞踊を特別な思いを込めて描いた童話「鹿踊りのはじまり」などに加え、生前自費出版された唯一の心象スケッチ「春と修羅」から「序」「永訣の朝」を収録。宮沢賢治の哲学ともいえる珠玉の作品を楽しめます。
巻末には、物語の世界がさらに広がる解説ページ付き。直筆原稿などの写真も充実しています。
「宮沢賢治童話集 グスコーブドリの伝記・春と修羅(序)など」(1540円)はB5変形判176ページ。12月25日に「浜田広介童話集 泣いた赤おに・りゅうの目のなみだなど」(1650円)と同時発売。価格は税込み。


