小砂川チトさん「ゾンビ回収婦」 芥川賞ノミネート、7月9日発売

小砂川チトさん
「群像」2026年5月号

 盛岡市出身の作家・小砂川チトさんの「ゾンビ回収婦」が、第175回芥川龍之介賞の候補作に選ばれました。デビュー作「家庭用安心坑夫」、「猿の戴冠式」に続く3度目のノミネート。選考会は7月15日午後4時から築地・新喜楽で行われます。

 「ゾンビ回収婦」は、講談社の「群像」2026年5月号に掲載。AIに浸食された世界で、ある日、夫とともに職を失ったわたし。何かから逃げるようにVRゲーム機のヘッドセットを装着すると、ゾンビがはびこるホテルが現われ、「もうひとつの現実」の中で掃除婦として働き始め―という物語。単行本は7月9日に発売予定です。

 既刊のノミネート2作が1冊にまとまった文庫本「家庭用安心坑夫/猿の戴冠式」も6月12日に発売。256ページ、税込み935円。

小砂川チト(こさがわ・ちと)1990年盛岡市生まれ。慶應義塾大文学部卒業、同大学院社会学研究科心理学専攻修了。2022年「家庭用安心坑夫」で第65回群像新人文学賞を受賞しデビュー。同作で第167回芥川龍之介賞候補に。2024年「猿の戴冠式」で第170回芥川龍之介賞候補、同作の単行本が第37回三島由紀夫賞候補、第46回野間文芸新人賞候補となる。

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