盛岡市動物公園ZOOMOの草食動物たちの糞を主原料とした「ANIMAL LIGHTER / うんちの着火剤」が、2023年度グッドデザイン賞で「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。
フロントビジョン(本社東京都)のアウトドアブランドMAAGZのオリジナル着火剤。「たき火の際に、同じ地球で暮らす生き物たちに思いを馳せる瞬間が生まれてほしい」という願いを込め、草食動物の糞に間伐材とパラフィンを加え成形しています。
ウシやキリン、ラマ、バク、レッサーパンダなどの顔をリアルに描いた図鑑のようなデザインは、かわいらしく、そろえたくなるコレクション性を意識。着火剤本体は、まきの着火に十分な燃焼時間と持ち運びしやすいタブレット状の形を実現しました。「自然との循環」をコンセプトに、売り上げの一部は野生動物の保護活動に役立てられます。
主原料は、盛岡市動物公園ZOOMOと長崎バイオパークの草食動物たちが提供。コロナ禍で休園せざるを得なかった動物園へ、足を運ぶきっかけにしてほしいと、インドの乾燥糞燃料をヒントに開発されました。審査では、商品開発背景や図鑑のようなパッケージに評価が集まりました。
Mサイズ1210円、Sサイズ900円。盛岡市動物公園ZOOMO、長崎バイオパークのほか、公式オンラインショップで取り扱っています。価格はいずれも税込み。