生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営するポケットマルシェ(本社花巻市)が、社名を「雨風太陽」に変更。「都市と地方をかきまぜる」を新ミッションに掲げ、新たに親子向けの地方留学事業を立ち上げます。
新事業は、若い都市生活者が地方を訪れ、自然・文化・食に長期間触れる機会を提供することで、多様な地域を次世代に残したいと立ち上げ。地元の農家・漁師と連携し、「ホタテの養殖場見学と殻むき」「プロハンターに同行して鹿猟」「薪割り、火起こしもする入浴」「箸を自分で作る」などの体験を企画します。
親子そろっての長期滞在を実現させるため、ワーケーション環境を用意。生産者から食や生産について学ぶほか、プログラム終了後も、食材注文を通じて継続的に関係を構築できるのが特徴です。
今年度は試験的に夏休みに合わせて計画中。候補地に遠野、花巻、釜石、大槌の4市町を挙げています。
高橋博之代表取締役は「生産者が都市住民に提供できる価値は、食べもののほかにも再生可能エネルギーや農漁業体験などがあります。生産者のさらなる所得向上に寄与し、地域社会に循環をもたらし、活性を促していきます」と決意。「その土地固有の自然、歴史、風土を背景に、文化的独自性と経済的自立性を持った多様な地域が百花繚乱する日本を、未来に残していく道が開けると確信しています」と語ります。資料請求は https://aozora.travel/ から。