新興出版社啓林館(本社大阪市)の児童書ブランド・文研出版から、「お直しで大解決! ダーニングヒーローズ」が刊行されました。舞台は八幡平の観光名所・ドラゴンアイ。主人公の少女、乙葉がモノを大事に扱う大切さに触れる物語です。
洋服などを手直しする方法「ダーニング」に出合った乙葉の前に、山の精が出現。町を危機から守るため、乙葉は針と糸を手にします。同級生の竜一、竜一の祖父と一緒に奮闘する、手に汗握るシーンも描かれています。
ドラゴンアイは岩手、秋田の両県にまたがる八幡平(1613メートル)で5月中旬から6月上旬に見られる景観。鏡沼の雪解けがドーナツ状に進み、まるで竜の目のようになります。
作家の髙森美由紀さんは、今秋公開予定の映画「バカ塗りの娘」の原作「ジャパン・ディグニティ」の著者。画家の岩崎美奈子さんは「ルーンファクトリー」シリーズでも知られています。
「お直しで大解決! ダーニングヒーローズ」はA5判、1300円(税別)。