
金ケ崎町の作家・平谷美樹さんの時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖 絵草紙と隠金」が5月10日に発売されました。現代でいうレンタルショップの店主・お庸が、客が持ち込んだ厄介事を丸く収める「痛快ホロリ」な人気シリーズ第6弾です。
絵草紙に描かれた隠金の言い伝えに迫る表題作のほか、軽業を披露する旅回りの童が全財産をかけた「十六文の借り物」、深夜の店に忍び込み何も盗らずに出て行く賊を追う「風鈴を三十」、赤子の化け物が家人を脅すという「名残雪の別れ」の書き下ろし4タイトルを収録。文庫版、248ページ。大和書房発行、税込み924円。