時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖」第6弾発売 金ケ崎町の作家・平谷美樹さん

 金ケ崎町の作家・平谷美樹さんの時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖 絵草紙と隠金」が5月10日に発売されました。現代でいうレンタルショップの店主・お庸が、客が持ち込んだ厄介事を丸く収める「痛快ホロリ」な人気シリーズ第6弾です。

 絵草紙に描かれた隠金の言い伝えに迫る表題作のほか、軽業を披露する旅回りの童が全財産をかけた「十六文の借り物」、深夜の店に忍び込み何も盗らずに出て行く賊を追う「風鈴を三十」、赤子の化け物が家人を脅すという「名残雪の別れ」の書き下ろし4タイトルを収録。文庫版、248ページ。大和書房発行、税込み924円。

平谷美樹(ひらや・よしき) 1960年岩手県生まれ。大阪芸術大学卒。2000年に「エンデュミリオンエンデュミリオン」で作家デビューし、「エリ・エリ」で小松左京賞を受賞。2014年、「風の王国」シリーズで歴史作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。著書に「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」「修法師百夜まじない帖」「よこやり清左衛門仕置帳」各シリーズのほか、「採薬使佐平次」「江戸城 御掃除之者!」「でんでら国」「鍬ケ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞」「柳は萌ゆる」「国萌ゆる 小説 原敬」「賢治と妖精琥珀」など多数。

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