【御朱印特集】毛越寺 平泉町

1月20日に行われる「二十日夜祭」限定の摩多羅神御朱印(500円)。中央に摩多羅神本地仏阿弥陀如来を表す梵字「キリーク」、右下に牛王宝印を模した印が押されている。
心身の病気平癒の願いをかなえてくださる本尊の薬師如来の御朱印(500円)。通常はこの1種類で、薬師如来を表す梵字「ベイ」の印が入っている

 世界遺産「平泉」の構成資産の一つ。850年に慈覚大師円仁によって開かれた後、奥州藤原氏の2代基衡から3代秀衡の時代に多くの伽藍が造営された。境内には往時をしのばせる礎石などの遺構が残る。広大な大泉が池を配した浄土庭園は浄土を表現した空間。冬枯れの美しさも格別で、荒磯風の海岸線に見立てた自然の景色を眺めながら散策できる。

 1月14日から20日までは、新春の祈祷(きとう)である常行堂の摩多羅神(またらじん)祭が執り行われる。結願(けちがん)の20日は「二十日夜祭」と称され、常行三昧供(ざんまいく)の修法と延年の舞が奉納される。

冬の浄土庭園

DATA
平泉町平泉字大沢58
0191・46・2331
時/8時30分~17時
※11月5日~3月4日は16時30分まで
※大みそかは16時30分以降も参拝可能。
元日は終日拝観無料

(いわにちリビングun 2024年12月28日号掲載 「御朱印」特集より)

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