花巻の総鎮守として南部家や宮沢賢治、高村光太郎ともゆかりのある鳥谷崎神社。鳥谷崎という名の高台に領内鎮護、荒土開発、五穀豊穣の神として祭ったのが始まりとされ、1313年に領主の稗貫氏が現在の吹張町にあった八幡神社を鳥谷崎城内に移して再建した。1532年、城内に鎮座する鳥谷崎神社、稲荷神社を合祀(ごうし)し「鳥谷崎座三柱神社」と改称。地元では「お三社さん」の名で親しまれている。
毎年秋に多くの人でにぎわう「花巻まつり」は400年以上続く同神社の例祭。勇壮優美な風流山車を描いたオリジナルの御朱印や御朱印帳は、祭りの記念としても人気を集める。
(いわにちリビングun 2024年12月28日号掲載 「御朱印」特集より)