
京屋染物店(一関市)のブランド「縁日」と、ドキュメンタリー映画「サクラマスのラストワルツ」のコラボレーション手拭いが発売。サクラマスを通して流域のつながりを描く映画の世界を表現した「ほっちゃれ」「ヤマメ」の2種類です。

映画は10月9日に公開。川で生まれたヤマメは海へと旅立ち、やがてサクラマスとなって再び川に帰ります。流域の暮らしと文化を育んできた旅路は、近代社会の発展により一変。防災や発電のために建設された数万基のダム、堰堤が川と海を分断し、放棄された森林が災害のリスクを高め、再生可能エネルギーの開発も自然と社会のあり方を揺るがしています。経済発展の陰で失われつつある自然と文化の軌跡を、サクラマスの生きざまを通して問い掛けます。
手拭いとなった「ほっちゃれ」は、川で産卵を終えて生涯を閉じたサケやマスのこと。呼称や利用方法に地域ごとの文化が息づき、塩を控えめにして燻製にした後、昆布巻きとして食べたという記録も残されています。海で蓄えた栄養を川に運んだほっちゃれは、キツネやヒグマなどの哺乳類、カラスやワシ、フクロウなどの鳥類の餌となり、食べ残されたものは水生昆虫や微生物によって分解され、多様な生物を支える「海と森をつなぐ循環」の一端を担っています。
もう一つの手拭い「山女魚」は、ほっちゃれの命を受け継ぐヤマメをデザイン。いずれもサイズは32㎝×100㎝ほどで、参考上代は税抜き2200円。映画館や公式ストア、「縁日」の実店舗とオンラインストアで取り扱う予定です。

