青春小説「春、出逢い」8月9日発売 宮田愛萌さん、盛岡の短歌甲子園取材し執筆

 盛岡で開催される短歌甲子園をテーマにした小説「春、出逢い」が8月9日に発売。著者の宮田愛萌さんによるオリジナル短歌約60首を織り交ぜ、高校生たちの青春を描いています。

 宮田さんは東京都出身でアイドルグループ・日向坂46の元メンバー。2023年に第1作「きらきらし」、2024年4月に第2作「あやふやで、不確かな」を刊行。第3作の「春、出逢い」は小説現代の連載を書籍化しました。

 部活存続の危機に直面していた東京都立櫓門高校文芸部。2年生で部長の吉徳紅乃は、先輩の木虎礼登と部員集めに奔走していた。顧問の先生の提案で、短歌初心者が多い中、8月に開催される短歌甲子園出場を目指すことに―という筋書き。

 実際に盛岡の短歌甲子園を取材し、高校生たちの声を聞いて執筆。歌人・俵万智さんが「短歌の力は、アイドル歌会で折り紙つき。愛萌さんだから描けた等身大の青春に、心が弾みます」と推薦文を寄せています。

 講談社発行、四六判248ページ。価格は税込み1870円。

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