時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖」、待望の第2弾発売 金ケ崎町の作家・平谷美樹さん書き下ろし

 金ケ崎町の作家・平谷美樹さんの時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖 百鬼夜行の宵」が発売されました。現代でいうレンタルショップの主・お庸は、口の悪さで知られる美形の江戸娘。客が求める貸し物の陰に隠れた悩みや事情を見抜き、持ち前の好奇心と人情で解決するお庸の“謎捌き”が痛快な、大人気書き下ろし時代小説の第2弾です。

 真っ直ぐな気性で男勝りなお庸の元には、きょうも秘密を抱えた客がやって来ます。「凧の骨を貸してくれ」とやって来た童が心に秘めた願いとは? 仲介を頼まれた「縁起がいい」はずの仕舞屋に居たのは? お庸の魅力全開な六つの物語を収録しています。文庫版、272ページ。大和書房発行、定価858円(税込み)。

平谷美樹(ひらや・よしき) 1960年岩手県生まれ。大阪芸術大学卒。2000年に「エンデュミリオンエンデュミリオン」で作家デビューし、「エリ・エリ」で小松左京賞を受賞。2014年、歴史作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。著書に「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」「修法師百夜まじない帖」「よこやり清左衛門仕置帳」各シリーズのほか、「採薬使佐平次」「江戸城 御掃除之者!」「でんでら国 上・下」「鍬ケ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞」「柳は萌ゆる」「国萌ゆる 小説 原敬」など多数。

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