長年、商店・仕出し屋として親しまれ、一度閉店した花巻市石鳥谷の「高一商店」が、今年5月、小さな定食屋「パーラーたかいち」としてオープンした。店を開いたのは3代目の高橋弘子さん。7年前にご主人が亡くなり、一度のれんを下ろしたが「体が動く限り店に立ち続けたい」と77歳にして一念発起し、2人の娘さんとスタッフらと共に切り盛りしている。
ランチは平日限定の日替わりご飯やカレー、週末限定の天ぷらそばなど、手作りのおいしさを提供。中でも、弘子さん特製の中華そばは「どこか懐かしい味がする」と人気を集める。ほかにボンディアのソフトクリームや菓子工房を営む次女・千佳子さんの和菓子も評判で、気軽にテークアウトできるのもうれしい。