岩手県内の大学生でつくる日本酒サークル「i-Sakeプロジェクト」がプロデュースした日本酒「RondoIwate2022」が、3月1日に蔵出し。オール岩手の材料にこだわった限定1000本の純米吟醸酒で、今年は「すっきりとした、フルーティーな味わい」がコンセプト。酒屋さんで見掛けたら手に入れたい1本です。720㎖、1700円(税抜き)。
i-Sakeプロジェクトは岩手県内の酒蔵とコラボし、RondoIwate(ロンドイワテ)銘柄の日本酒を販売。2020年の月の輪酒造店(紫波町)、2021年の菊の司酒造(盛岡市)に続く第3弾で、今回は初めて沿岸の酒蔵・酔仙酒造(陸前高田市)と提携しました。
i-Sakeプロジェクトの学生たちが田植えから稲刈りまでした岩手県の酒米「吟ぎんが」を使用。酵母は「ジョバンニの調べ」、麹菌は岩手県が開発した「No.36」と、オール岩手の材料で醸造。学生たちが描いた「若者好みの味」は香りが立ち口当たりもまろやかで、これから日本酒の世界に踏み出す人にもオススメの純米吟醸酒に仕上がりました。「岩手の日本酒のおいしさを知ってほしい」と、学生自ら「RondoIwate2022」を日本橋高島屋「大いわて展」で販売体験する予定です。
酔仙酒造の金野連代表取締役社長(62)は一関市大東町大原の出身。「RondoIwate2022」が出来上がり、昭和40年代まで大原で稼働していた酒蔵・四季の友を思い出したそう。新しくもどこか懐かしい「RondoIwate2022」は、県南では酒のかんりょう(一関市地主町)でのみ販売されます。