三陸の魚介×東北産ひとめぼれ=主食もおかずも食べられるリゾット缶 岩手缶詰の技術が結集

 岩手缶詰(本社釜石市)は6月1日から、三陸産の魚介類と東北産ひとめぼれを組み合わせたリゾット缶3種を販売します。「大切な人にあげたくなる、部屋に置きたくなる、おいしい備蓄食品」がコンセプト。発売に先駆け、クラウドファンディングサービス「GoodMorning」で5月13日まで支援を募っています。

 リゾット缶は、同社が作り手として参画している「みやげ備食プロジェクト」発の備蓄食品ブランド「Gift&Stock」の製品。1缶で主食もおかずも食べられる優れもので、ちょっぴりスパイシーに仕上げたカレーがサバとマッチした「サバのカレーリゾット」、食べごたえのあるイナダのブロックとトロトロのトマトがおいしい「イナダのトマトリゾット」、濃厚でまろやかなクリームソースとスルメイカの風味がたまらない「イカのクリームリゾット」の3種です。

 クラウドファンディングサービス「GoodMorning」では、3種を一つずつセットした「箱」で用意。1箱2,960円、3箱7,280円、12箱26,720円のラインナップで、寄せられた支援金は初期ロット製造資金、プロジェクトを広めるための活動資金に活用します。

 岩手缶詰は「豊かな自然に育まれた新鮮な素材を使っておいしい商品をお届けしたいと、新しい発想と技術を取り入れながら開発・製造しました」とPRしています。同社は東日本大震災の津波で大船渡市の2工場が全壊。2012年に大船渡工場、2016年に釜石工場を新設しましたが、気候変動などによりサンマやサバ、サケの漁獲量が減り、地元の漁業者、加工業者ともに苦しい状況が続いています。同プロジェクトは被災地の復興支援も目的。リゾット缶は6月1日からオンラインや店頭で販売されます。

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