県内外のファンが足を運び、地元では“アオチョク”と呼ばれて親しまれているそば店「青葉直利庵」が創業70周年を迎えた。同店といえば一見うどんのような極太そばが名物。細くて喉越しのいいそばが好まれていた中、市内のそば店で修業した初代が「よくかんでそばの甘みを感じてほしい」と、あえて飲み込みにくい太さと長さのそばを発売。極太そばに合わせてたれは濃いめ、えび天の衣は厚め、薬味はわさびではなくもみじ下ろしなのも同店ならでは。この味が一関っ子に定着し、やがて行列のできる人気店となった。そばやたれのレシピは現在まで受け継がれ、「変わらない味を出し続けたい」と3代目。こだわりの味が世代を超えて愛されている。
極太そばが愛され続けて70周年 青葉 直利庵
2022.12.12