極太そばが愛され続けて70周年 青葉 直利庵

極太そばが器からはみ出しそうな「天大ざる」(1450円)。太くて長いそばの食べにくさがまた魅力

 県内外のファンが足を運び、地元では“アオチョク”と呼ばれて親しまれているそば店「青葉直利庵」が創業70周年を迎えた。同店といえば一見うどんのような極太そばが名物。細くて喉越しのいいそばが好まれていた中、市内のそば店で修業した初代が「よくかんでそばの甘みを感じてほしい」と、あえて飲み込みにくい太さと長さのそばを発売。極太そばに合わせてたれは濃いめ、えび天の衣は厚め、薬味はわさびではなくもみじ下ろしなのも同店ならでは。この味が一関っ子に定着し、やがて行列のできる人気店となった。そばやたれのレシピは現在まで受け継がれ、「変わらない味を出し続けたい」と3代目。こだわりの味が世代を超えて愛されている。

納豆と卵が乗った「なっとこそば」(850円)は寒い季節におすすめ
感染症拡大防止のため約40席に減らして営業中の店内。かつては小上がりもあったが、現在はテーブルとカウンター席をゆったり配置
店の入り口。創業当初の店名は「直利庵川原田支店」。その後「山目支店」を経て現在の店名になった。脇と奥に駐車場完備

Data
一関市青葉2-9-11
0191・23・2291
営/11時~15時(祝日は~14時)
休/日曜

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!