作家・平谷美樹さん(金ケ崎)最新刊 「貸し物屋お庸謎解き帖 五本の蛇目」

 金ケ崎町在住の作家・平谷美樹さんの時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖 五本の蛇目」が6月10日に発売されました。現代でいうレンタルショップ・湊屋両国出店を江戸で営むお庸の活躍を描いた人気シリーズの3作目です。

 湊屋本店と江戸市中にある全12店の出店を訪れた謎の翁の正体は? 慌てて借り出された5本の蛇目傘はいったい何に使われるのか? 毎夜馬小屋を訪れる怪しい影は河童か? それとも亡魂か? 客が求める貸し物の陰に隠れた事情と謎を、お庸が持ち前の好奇心と人情を武器にさばいていく五つの物語を収録。文庫版、272ページ。大和書房発行、定価880円(税込み)。

平谷美樹(ひらや・よしき) 1960年岩手県生まれ。大阪芸術大学卒。2000年に「エンデュミオンエンデュミオン」でデビューし、同年「エリ・エリ」で小松左京賞を受賞。2014年、「風の王国」シリーズで歴史作家クラブ賞・シリーズ賞を受賞。著書に「草紙屋薬楽堂ふしぎ始末」「修法師百夜まじない帖」「採薬使佐平次」「江戸城 御掃除之者!」「よこやり清左衛門仕置帳」シリーズのほか、「でんでら国 上・下」「鍬ケ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞」「柳は萌ゆる」「国萌ゆる 小説 原敬」「大一揆」など多数。

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