阿部暁子さん渾身の長編ミステリー「金環日蝕」 文庫・単行本ともに重版決定

 花巻市出身、在住の作家・阿部暁子さんの活躍により、著書「金環日蝕」が再び注目を集めています。3月に文庫化されたばかりで、早くも単行本とともに重版が決まりました。誰もが遭遇し得る犯罪を題材に、複雑に絡みあった糸がほどけていく展開は一気読み必至です。

 「金環日蝕」は2022年に東京創元社から刊行。大学生の春風はある日、知人の高齢女性がひったくりに遭う瞬間を目にし、居合わせた高校生の錬と共に犯人を追走。取り逃がしたものの、犯人の落とし物に心当たりがあった春風は、錬と2日間だけの探偵コンビを組みむことに。「犯罪と私たち」を鮮烈に描いた長編です。

 「カフネ」(講談社)が2025年本屋大賞に輝き、今最も注目を集めている実力派作家の渾身のミステリー。全国の書店員から「次第に明らかになる真相に『参りました』と言いたくなる」「キャラクターの魅力が素晴らしいです。このコンビはこの物語だけで終わらせるべきじゃない。読み足りません!」などの絶賛が届いた1冊です。東京創元社の公式ページから立ち読み、購入も可能。定価は単行本1980円、文庫990円。

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