「自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば」 澤口たまみさん新著 13日発売

 紫波町在住のエッセイスト・澤口たまみさんの新著「自然をこんなふうに見てごらん 宮澤賢治のことば」が、2月13日に発刊。賢治作品に書かれたことばをひもとき、自然を見る視点の妙や魅力をつづっています。

 「銀河鉄道の夜」や「注文の多い料理店」などの賢治作品から、自然をこんなふうに感じとってみたいと思わせる57のことばに注目。「光の酒が湧いている・チューリップ」「醜い生きものはいない・ヨタカ」「炭酸ガスの功罪・大気」「緑が教えてくれるもの・ほんとうの幸い」など、賢治作品を通じて自然を見詰めなおしています。

 B6変型判、208ページ、税込み2090円。発行の山と溪谷社は「読めばきっと、こういうふうに自然を感じとってみたい、こんなふうに季節を楽しみたい、と思わせてくれる一冊です」とPRしています。

 澤口さんは1960年、盛岡市生まれ。1990年「虫のつぶやき聞こえたよ」(白水社)で日本エッセイストクラブ賞、2017年「わたしのこねこ」(絵・あずみ虫、福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞を受賞。「どんぐりころころむし」(絵・たしろちさと、福音館書店)など絵本のテキストも手掛けています。賢治作品を読み解き続け、エッセイに「新版 宮澤賢治 愛のうた」(夕書房)などがあります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!