本物の菓子を食べてほしい 毎日一番のおいしさを求めて
レシピ通りでも決して同じものにはならないという菓子作り。焼き菓子、チョコ、ケーキ、マカロン…。何気なく口にするスイーツの裏には妥協を許さない職人の姿勢がある。365日、毎日変わる気温や湿度。材料の状態を見極めながら混ぜ方や量を調整し、その日できる一番おいしい仕上がりを追求している。「故郷の人たちに本物の菓子を食べてほしい」と話すfujiの小野政隆さん。その思いが菓子に入っているから、多くの人に愛されているのだろう。
(写真・文 遠藤凌平)