金ケ崎町の作家・平谷美樹さんの時代小説「貸し物屋お庸謎解き帖 百鬼夜行の宵」が発売されました。現代でいうレンタルショップの主・お庸は、口の悪さで知られる美形の江戸娘。客が求める貸し物の陰に隠れた悩みや事情を見抜き、持ち前の好奇心と人情で解決するお庸の“謎捌き”が痛快な、大人気書き下ろし時代小説の第2弾です。
真っ直ぐな気性で男勝りなお庸の元には、きょうも秘密を抱えた客がやって来ます。「凧の骨を貸してくれ」とやって来た童が心に秘めた願いとは? 仲介を頼まれた「縁起がいい」はずの仕舞屋に居たのは? お庸の魅力全開な六つの物語を収録しています。文庫版、272ページ。大和書房発行、定価858円(税込み)。