ピラティスは日常生活では使われにくい内側の筋肉(インナーマッスル)を鍛えることで、しなやかで健康的なボディーをつくるエクササイズ。マットの上で行うマットピラティスが人気だが、最近は専用の器具を使うマシンピラティスも広まってきた。「マシンを使うと自分の体のゆがみやクセが分かりやすく、効率的にトレーニングできます」と3月にマシンピラティススタジオをオープンした鈴木美智代さんは話す。
ピラティスはドイツでリハビリ目的に考案されたメソッド。体力や年齢に関係なくできるが、マシンを使えば強度が調節でき、動きを助けてもらえるので初心者も挑戦しやすい。マットよりも負荷がかからず、自分の体に意識を向け、効かせたい筋肉にじっくりアプローチできる。マットから始めた鈴木さんも「マシンをやってみたら『マットの狙いはこういうことだったのか』という発見がありました」と良さを実感している。
マシンはプライベートレッスンが基本。その人の姿勢や動きを見ながらワークを行う。すぐに「すっきりした」「楽になった」という感覚を得られるが、「ピラティスは継続が大切」と鈴木さん。続けると体のセンサーが研ぎ澄まされ、自分の体のゆがみに気付けるようになり、修正も楽になるという。やり方は「ハードでもゆるっとでもOK」。自分のペースで楽しく続けるのがおすすめ。