手から生まれる ひかりたち (3)pâtisserie fuji(一関市東山町)

本物の菓子を食べてほしい 毎日一番のおいしさを求めて

 レシピ通りでも決して同じものにはならないという菓子作り。焼き菓子、チョコ、ケーキ、マカロン…。何気なく口にするスイーツの裏には妥協を許さない職人の姿勢がある。365日、毎日変わる気温や湿度。材料の状態を見極めながら混ぜ方や量を調整し、その日できる一番おいしい仕上がりを追求している。「故郷の人たちに本物の菓子を食べてほしい」と話すfujiの小野政隆さん。その思いが菓子に入っているから、多くの人に愛されているのだろう。

(写真・文 遠藤凌平)

 一関市で活動するイラストレーターとフォトグラファーが、地元でものづくりをする人たちの“あたたかみのある背景”をそれぞれの視点で切り取りました。3月に同市で開催したコラボ展より一部を紹介します。(不定期掲載)

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